LINEMO新プラン「LINEMOベストプラン」が登場!
2021年に開始したLINEMOスマホプラン、ミニプランが2024年ついに新プランに生まれ変わります。
その名も「ベストプラン」「ベストプランV」。
「見た感じは良い印象を受けたけど、何か注意点はあるのかな?」
「なんか改悪されてるのでは!?」
という方のために、LINEMOを使い続けて3年以上。そして本職ネットワークエンジニアの僕が解説します。
たしかに多くのユーザーに好まれそうなプランではあるのですが、少し注意点もあったので、本記事で2つのベストプランについて解説します。
<LINEMOの新プラン>
- LINEMOベストプラン(3~10GB)
→ミニプランの派生した2段階プラン - LINEMOベストプランV(20~30GB)
→スマホプランの派生した2段階プラン
旧料金プラン(ミニプランとスマホプラン)との比較もしていきます。
本記事を読めば、あなた自身に新料金プランが合うのか合わないのかが分かりますよ!!
LINEMOベストプランについて【3~10GB】
<サマリ>
- 3GBで十分だった人にとっては改悪に感じる
- 10GBを求めていた人にとっては魅力的なプラン
- ahamoやpovoと比べ10GBは最安
- 今だけ新プラン発表キャンペーンで990円で10GB使える
LINEMOベストプランの特徴
ベストプランは、ミニプランが派生した2段階制のプランです。
スマホユーザーの4人に3人は10GB以下とのことなので、より多くのユーザーに適応した形となりました。
- 3GBまでは990円
- 10GBまで2,090円
- 5分かけ放題は +500円
- 無制限かけ放題は +1,500円
既にミニプランを契約している方は、自動的にこちらのベストプランに移行となります。
3GBで収まっていた人にとってはあまり変わらない印象かもしれませんが、3GBを超えてしまう方は支払いが2,090円まで増えてしまうため少し注意が必要となりました。
LINEMOは唯一LINEが使い放題なので、3GB+LINE通信分と考えると990円でちょっとお得に使えるのが強みですね。
3GBだと少ないけど20GBだと多すぎるというユーザーもLINEMOに引き込める形となったので、ユーザー数は増えそうです。
LINEMOベストプランと他との料金比較
格安ブランドと比較
同じ立ち位置の格安ブランドと比べてみます。(楽天モバイルも含めます)
料金比較 | 3GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|
LINEMO ベストプラン | 990円 | 2,090円 | – |
楽天モバイル | 1,078円 | (2,178円) | 2,178円 |
ahamo | ー | 2,970円 20GB | 2,970円 5分かけほ込み |
povo | 990円 30日 | 2,700円 20GBトッピング |
3GBはpovoにもトッピングとしてありますが、有効期間が30日のためLINEMOの方が月によっては31日使えるためお得です。
10GBに関してはahamoにもpovoにもプランがなく、
- 楽天モバイルは20GBまでの料金で使う(2,178円)
- ahamoは20GBプランを契約して10GBだけ使う(2,970円)
- povoは20GBプランを契約して10GBだけ使う(2,700円)
という選択肢しか取れませんでした。
と考えると、3GB~10GBで十分な方は結構LINEMOを選ぶのが賢い選択なのかなと思います。
格安ブランド(LINEMO、ahamo、povo)が格安SIMより選ばれているのは、やはり通信速度が速いことでしょう。
格安SIMと比較
代表的なMVNOと比較してみます。
料金比較 | 平均速度 | 3GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|
LINEMO ベストプラン | 70.04Mbps | 990円 | 2,090円 | – |
IIJmio | 41.25Mbps | 4GB | 990円1,500円 | 2,000円 |
mineo | 54.71Mbps | 1,518円 5GB | 1,958円 20GBトッピング | 2,178円 |
たしかにMVNOと比べると通信容量あたりの料金では負けますが、通信速度に関してはかなり違うのが分かるかと思います。(通信速度の参考:https://minsoku.net/)
より安く多くデータ量を使いたいのであればMVNOの方がオススメできますが、通信速度もある程度早い方が良いという方は格安ブランドを選ぶことを、個人的にはおすすめしています。
速度はLINE通話、Youtube視聴画質、音質などに影響しますし、日々ストレスなく通信できる快適さはやっぱ価値がありますよね!
ベストプランは改悪といえるのか?
これはケースバイケースというか、人によるというのが最初の印象です。
- 子供にデータ容量3GBだけ使わせたい
- 速度制限がかかってもLINEはギガフリーで使える
- 子供がどれだけ使おうが990円/月
ということを考えて子供に使わせている方にとっては少し改悪の印象を受けるかと思います。
僕も一瞬改悪の印象を受けましたから。。。
とは言え、
株式会社MM総研「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2024年1月調査)」によると「10GB」までのユーザーは75.7%を占めていたことを踏まえると、これまでLINEMOには無かった容量帯のベストプラン(3GB以上10GB未満)が生まれたのは良いことなのかもしれません。
LINEMO側も契約者数が増えることは嬉しい事なので、多くの方にとっては改悪ではなくメリットに近いのではと思っています。
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LINEMOベストプランVについて【20~30GB】
<サマリ>
- 20GBまではahamoと同じ(5分かけ放題含むのも同じ)料金
- 他キャリアと比べると30GBはライバル不在
- MVNO(格安SIM)と比べると高くは感じるが、通信速度が魅力的
LINEMOベストプランVの特徴
スマホプランが派生した2段階制のプラン。
- 20GBまでは2970円(5分通話かけ放題含む)
- 30GBまで3960円(5分通話かけ放題含む)
- 無制限かけ放題は +1,000円
「V」 の意味が良く分かりませんが、、、
当初のスマホプラン(20GB)に5分通話かけ放題がプラスされました。
【旧】スマホプラン(20GB) | 2,728円 |
---|---|
【新】ベストプランV(20~30GB) | 2,970円(5分かけ放題含む) |
これまでスマホプラン+5分かけ放題で利用していた方なら、計3,278円なのでベストプランVに変更することで若干安くなる印象を受けますよね。
しかし、スマホプランのみで利用していた方にとっては少し値上げと感じるのかなと思います。
30GBほしかったLINEMOユーザーにとっては朗報です。
LINEMOベストプランVと他との比較
格安ブランドと比較
同じ立ち位置の格安ブランドと比べてみます。
料金比較 | 20GB | 30GB |
---|---|---|
LINEMO ベストプランV | 5分かけほ込み | 2,970円5分かけほ込み | 3,960円
楽天モバイル | 2,178円 | 3,278円 無制限 |
ahamo | 5分かけほ込み | 2,970円4,950円 100GB |
povo | 2,700円 | 5,400円 20GB×2 |
ベストプランVの方でも30GBは絶妙にahamoやpovoには無い(作りにくい)料金プランです。
20GBだと少ないけど30GBあれば十分と言う方には、LINEMO一択って環境になったと感じますね。
「ahamoなら100GB購入するのは割高だし、povoだと20GBを2回買って30~40GB使うのはもったいない・・・」
と言う方にはおすすめです。
あからさまですが、20GBではahamoと全く同じになったので、住んでる地域の回線品質や繋がりやすさで選べるようになりました。
格安SIMと比較
代表的なMVNOと比較してみます。
料金比較 | 【平均速度】 | 20GB | 30GB |
---|---|---|---|
LINEMO ベストプラン | 70.04Mbps | 2,970円 5分かけほ込み | 3,960円 5分かけほ込み |
IIJmio | 41.25Mbps | 2,000円 | 2,700円 |
mineo | 54.71Mbps | 2,178円 | – |
ベストプラン時の解説と被りますが、MVNOと比べるとやはり通信容量あたりの料金では約1,000円くらい負けてしまいますね。
その分通信が安定して速度も快適なので、速度と容量どちらを選ぶかが重要になります。
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LINEMOベストプラン3つの注意点
ベストプラン、ベストプランVに変更され若干改悪と感じる部分もあるので解説します。
<ベストプランの注意点3つ>
上限を超えると料金が上がってしまう
- ベストプラン
- ベストプランV
ついにLINEMOも段階制プランになったため、少しでも上回ってしまうと料金が上がってしまいます。
3GBで抑えたかったがいつのまにか超えてしまった・・・ということが起こり得ます。
金額にして1,100円(990円→2090円)。
そんなことに注意が必要です。下記に対策方法も示しておきますね。
Androidスマートフォンでは、スマホの設定で通信量に上限設定が可能なので、設定方法については下記記事を参考にしてください。
楽天モバイルで解説してますが設定方法は同じです。
短期解約は契約解除料がかかるようになった
- ベストプラン
- ベストプランV
LINEMOは基本的には契約解除料は0円で済むのですが、契約した月に解約した場合に990円がかかってしまうようになりました。
ご加入当月に解約された場合、契約解除料990円のお支払いが必要です。ただし、「8日間キャンセル」等に基づき解約された場合を除きます。
LINEMO公式サイトより
健全に利用している方にとっては無縁な話ですが、MNP弾としてスマホの転売やキャンペーンを数回受け取る等への対策でしょう。
速度制限が2段階になった
プラン名 | [速度制限1] | [速度制限2] |
---|---|---|
ベストプラン (3~10GB) | 300Kbps (15GBまで) | 128Kbps (15GB以降) |
ベストプランV (20~30GB) | 1Mbps (15GBまで) | 128Kbps (45GB以降) |
※1Mbps = 1000Kbps
契約データ容量を使い切った後は、これまで図中[速度制限1]の速度で使えてたのですが、それが問題視されたのか、ある程度使い続けると128Kbpsにまで落とされるようになりました。
1Mbpsあれば結構余裕なので、スマホプランユーザーは実は1Mbpsのまま使っていたとか?
それが今回から45GB以上の利用で128Kbpsまで落とされます。
128Kbpsというのはpovoのトッピング無し時と同じ速度で、テキストベースでも結構厳しくほぼ使い物にならないと言っても過言ではないくらいに遅いです。
1Mbps=1,000Kbpsなので、約8分の1の速度になります。
ギガを使い切って1Mbpsないしは300Kbpsで使いたい放題していた方からすれば改悪とも言えますが、大部分の方は契約容量内に抑えていると思うので、あまり影響の出る方はいないんじゃないかなとは感じます。
潔く追加データ容量を購入しましょう!
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参考リンク
LINEMOに関しては旧プランでの解説となりますが、参考にしてください。