スマホでもアプリの利用制限や監視は出来るの?
「子供にもスマホを持たせたいけど、遊びに使われたりゲームやネットの使いすぎは何とかしたい・・・」
「使いすぎないように機能の少ないキッズケータイにしておこうかな。でもLINE使えないし…」
と思っている方もいるのではないでしょうか。
近年では、スマホでもキッズケータイでもほとんど月額料金が変わらないので、どちらを持たせるべきかかなり迷いますよね。
実は子どものスマホを管理・監視できるアプリが存在します。このアプリによって子どものスマホの利用制限が可能なので、ぜひ参考にしてください。
子どものスマホの管理アプリ「Googleファミリーリンク」
「Googleファミリーリンク」というアプリはご存じでしょうか?
このアプリを親と子供のスマホにインストールし、親と子のGoogleアカウントを紐づけることで、子どものスマホの管理が可能になります。
また、様々な機能をこのアプリ1つで使えるので、非常に人気の高いアプリです。
Googleファミリーリンクで出来ること
主に以下のようなことが可能です。多機能です。
- アプリ毎に利用可/不可の設定
- アプリ毎の利用時間制限
- スマホの利用時間制限
- 子供のスマホの位置情報の取得
- 子供のスマホを探す
- 子供のスマホのバッテリー残量の取得
- 新しいアプリのインストールの承認
ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアでも、子どもの位置情報取得するサービスがありますが、サービス利用料として月額料金が200~300円程度かかってしまいます。
ちゃんと使えれば良いのですが、子どもの位置情報を取得するには子供側が許可をしないと取得できないということがあったりと若干不便だったりします。(要はアプリレベルの表面上の連携のイメージ)
ですが、GoogleファミリーリンクではAndroidのシステムレベルで連携・制御を行うので、しっかりと管理・監視が可能です。
Googleファミリーリンクが使えるスマホ
ファミリーリンクはGoogleが提供するアプリのため、Androidスマホであればほとんど利用可能です。
保護者 (管理する側) | バージョン 5.0(Lollipop)以降を搭載した Android デバイスと、iOS 11 以降を搭載した iPhone でファミリー リンクをご利用になれます。 |
子供 (管理される側) | ファミリー リンクは、バージョン 7.0(Nougat)以降を搭載した Android デバイスでご利用いただけます。また、バージョン 5.0(Lollipop)か 6.0(Marshmallow)を搭載した Android デバイスでも利用できる場合があります。 |
あまりにも古いスマートフォンの場合は、OSのバージョンが古くアプリ側が対応していません。
公式サイトではバージョン 「5」と記載がありますが、これは2014年11月12日にリリースされたバージョンです。
2022年10月現在の最新バージョンは「13」であり、3年前のバージョンでも「10」なので、今実際に使われているほとんどのスマホが利用可能と言っても差し支えないでしょう。
コードネーム | バージョン | リリース日 |
---|---|---|
KitKat/4.4W | 4.4 – 4.4.4 | 2013年10月31日 |
Lollipop | 5.0 – 5.1.1 | 2014年11月12日 |
Marshmallow | 6.0 – 6.0.1 | 2015年10月5日 |
Nougat | 7.0 – 7.1.2 | 2016年8月22日 |
Oreo | 8.0 – 8.1 | 2017年8月21日 |
Pie | 9 | 2018年8月6日 |
Q | 10 | 2019年9月3日 |
R | 11 | 2020年9月8日 |
S | 12 | 2021年10月4日 |
Sv2 | 12L | 2022年3月7日 |
Tiramisu | 13 | 2022年 8月16日 |
もしバージョン5.0のスマホをまだ使い続けている場合は、バッテリーが劣化していたり性能自体があまりよくないと思うので買い替え推奨です。
ちなみにiPhoneでもファミリーリンクは利用可能ですが、iPhoneだと別のアプリ「スクリーンタイム」があります。
Googleファミリーリンクの設定方法
設定方法については、詳しく図解した別の記事「【図解】Googleファミリーリンクの利用方法・手順」をご覧ください。
主な流れは以下のとおりです。設定の数にもよりますが、30分もあれば完結します。
ファミリーリンクの設定の流れ
- Googleアカウントを親と子それぞれ用意しておく
- 子供のスマホでGoogleファミリーリンクをインストール
- Googleファミリーリンクの設定を始める
- 設定の中で子どものGoogleアカウントと親のGoogleアカウントを入力する
- アプリの制限など、各種設定を行う
このアプリの制限により、子どもが利用できるアプリがカメラ、LINE、電話、Googleフォト、Googleアプリストアくらいにまで減らすことができるので、遊びに使われることも抑制できますね。
本記事のまとめ
スマホでもアプリの利用制限や監視は可能です。
アプリストアには「Googleファミリーリンク」というアプリがあり、親子のスマホ間を連携させて子供側のスマホを監視できるようになります。
これにより、キッズケータイを選ぶよりも格安スマホを選ぶ方がコスパが良かったり、LINEを使って親子でやり取りができるので、グッと使い勝手が良くなります。
(キッズケータイでもLINEが使えれば良いのですけどね…。)