【注意】キッズ携帯のみ契約は損!単独契約はやめておくべき理由
子供がキッズ携帯で親は別キャリアって、何か不都合なことあるのかな?
大人は格安SIMで、子供はキッズ携帯という利用パターンの家庭もかなり増えてきていますが、絶対にやめておくべきです。
親回線なしでキッズ携帯を単独契約するのは絶対にやめておけと断言します。
以降、ドコモの例で解説していきます!
(auやソフトバンクも同様です)
というのも2021年8月のドコモ報道発表資料「「キッズケータイプラン」の申込条件を変更 -「ファミリー割引」の契約がなくても、月額500円(税込550円)で利用可能に-」に記載のとおり、ファミリー割引の契約がなくても月額550円(税込)でキッズケータイの単独契約が可能となりました。
変更前 | 変更後 |
---|---|
ファミリー割引グループの副回線として加入すること お申込み時点で、ご利用される方が12歳以下であること (1人につき1回線に限る) | お申込み時点で、ご利用される方が12歳以下であること (1人につき1回線に限る) |
ラッキーじゃん!キッズ携帯単独契約できて嬉しい!
と思ってる方も多いはず。
でも、実は「キッズ携帯でメッセージを送ると別料金がかかる!?」や「キッズ携帯の契約だけではみまもりは出来ないって本当!?」をご覧の方なら徐々に分かりつつあるかと思いますが、意外とキッズ携帯は別料金がかかってしまうんですよね…。
(本記事ではドコモを例にして解説していますが、au、ソフトバンクを使っている方は自身のキャリアに読み替えてください。)
本記事では、キッズ携帯のみ契約は絶対にやめておくべき理由について解説していきます。
- キッズ携帯の本来の利点
- キッズ携帯の単独契約はやめておく理由
- 子供にもおすすめの格安SIM(低価格◎、使い勝手◎)
そもそもキッズ携帯のメリットは?
そもそも子供に普通のスマホではなくキッズ携帯を持たせる理由は大きく3つあります。
- 大手キャリアで普通のスマホを契約すると4,000円前後かかるが、キッズ携帯だと550円で済む
- キッズ携帯は家族間(ファミリー契約間)での通話は無料だが、親と子供が同一キャリアの場合に限る
- 子供の位置情報取得サービスを契約すれば、子供の居場所が分かる(有料オプション)
今までは上記のような利点があってキッズ携帯が人気でしたが、近年ではそうではなくなってきました。
「スマホと言えば大手キャリア」しか選択肢が無かった時代や「LINEがあまり普及してなかった」時代では、550円で持たせられるキッズ携帯は魅力がありました。
確かに昔はスマホ料金高かったけど、今は1000円以下で持てるよね。
キッズ携帯を取り扱っているのは大手キャリアのみであり、親が同じ大手キャリアを使っているとファミリー間の音声通話は無料になるという利点があります。
料金を気にせずすぐに電話が出来るというのは、すごく安心できますよね。
そして、子供の居場所が分かるサービスを有料オプションとして提供しています。
今まではこのような利点がありましたが、近年では大人の方も格安SIMという選択肢もあり、格安SIMの利用が増えつつあります。
さぁ、格安SIMやアプリの普及してきた現代ではどうでしょうか。
キッズ携帯を契約する際の注意点とデメリット
大人が格安SIMの場合は「子供のみが大手キャリアと単独契約」となるので、以下の事に注意しましょう。
- ファミリー割引が無いため、家族間だとしても通話料がかかる(キッズ携帯には通話定額はない)
- 親との連絡は通話・SMSのみで、SMSは送信料がかかる
- 親が格安SIMの場合は、子供のGPS位置情報がわからない(ドコモで使えるイマドコサーチが契約出来ない)ため、子供の居場所は分からない
- 月額550円だとしても、使い方によっては上記のように通話料・SMS送信料が課金され、1,000円以上の支払いになってしまう
子供は暇さえあればSMSで絵文字を送信してくるので、5,000円以上かかりました・・・。(親の私もSMS送信料金知らなかった。)
このように、大人が格安SIMの場合は、全くと言って良いほどキッズケータイのメリットが消えてデメリットが残るようになってしまいます。
月額料金 | 550円 |
国内通話料 | 家族間通話無料(ファミリー割引の範囲) 家族以外への通話30秒あたり22円 |
SMS(国内) | 1回あたり3.3円~(受信 無料) |
ファミリー割引が無いため、家族間だとしても通話料がかかる
もともとキッズケータイで使える連絡手段は電話かSMSかの2択しかないです。通話料のかかる電話はなるべく使いたくないのではないでしょうか。
キッズケータイの利点は「親と子の契約がファミリー割引内だから通話が無料でできる」だったのですが、ファミリー割引が無ければ普通に通話料がかかってしまいます(22円/30秒)。
キッズケータイ側に通話オプションはありません。
親との連絡は通話・SMSのみで、SMSは送信料がかかる
SMS(ショートメッセージサービス)は送信するときは1件3.3~円かかります。つまり使いすぎると数百円単位の課金になりかねません。
子どもは用件以外にも好き勝手送ってくるので、毎回毎回料金がかかってしまいます。
SMSは文字数によって最大1通33円までかかるので注意が必要です。
3.3円と言えど、用もないのにやたらと送ってくるのはやめて欲しい…。
ちなみに親が返信しようとSMSを送信すると親側も3.3円かかります。つまり一往復で6.6円。
親が格安SIMの場合は子どもの位置情報取得ができないため、子どもの居場所は分からない
ドコモの場合、キッズケータイのGPSの位置情報を確認するためにはドコモのサービス「イマドコサーチ(月額220円)」を契約しなければなりません。
イマドコサーチを契約するためには、ドコモのスマホで契約する必要があります。
つまり、親と子がドコモ同士で無いと子の位置情報を知ることができません。
また、イマドコサーチを使って位置を検索すると1回あたり5.5円かかります。1ヵ月間毎日3回検索すると511.5円/月かかるので地味に出費が痛いです。
追記
月額550円だとしても、使い方によっては上記のように追加費用が大きくなり、1,000円以上の支払いになってしまう
上記の通話料やSMS送信料、イマドコサーチのオプション契約月額料、検索料を踏まえて考えてみます。
キッズケータイの契約料で月額550円かかるのと、イマドコサーチのオプション契約で月額220円かかります。
そして、通話を月計20分、SMS送信を月計155通、イマドコサーチでの位置情報検索を計93回行うとすると以下のようなイメージになります。
利用項目 | 1ヵ月(31日)の利用頻度の例 | 月額 |
---|---|---|
キッズケータイの契約 | – | 550円 |
イマドコサーチオプション | – | 220円 |
通話料(22円/30秒) | 計20分の通話発信 | 880円 |
SMS送信料(1回3.3円~) | 1日5通(月計155通) | 511.5円 |
計 | – | 2,161円 |
日常的に使うだけで2,000円をオーバーするイメージになるかと思います。
SMSも1日5通で計算していますが、子供ならもっと送信しますよね…。文字数が増えれば3.3円以上になるので、もっと増えるかもしれません。おそらく3,000円を超える方もいるのかなと感じます。
通話・SMS・居場所サーチ、行うこと全部で料金がかかります。ちなみにキッズケータイではLINEは使えないです。
大人が格安SIMの場合は、子供も格安SIMがおすすめ
上記でも解説しましたが、大人が格安SIMの場合は子供も格安SIMであることが望ましいです。
格安SIMの場合は、普通のスマホが使えるのでLINEアプリが利用可能です。
近年では、子どもとLINEで連絡を取り合いたいという要望も増えつつあり、あえてキッズケータイではなく格安SIMを選択する家庭もあります。
無料で提供されている子どものスマホの管理アプリを使えば、子どものスマホに制限を設けることもできるので、子どもに安心して格安SIMを使わせることができますよ。
機種 | 考えられること |
---|---|
キッズケータイ | 通話、SMSしか利用できない ・家族や友達とはSMSでチャットすると1通当たり送信料がかかる ※友達もSMSを利用するので友達側も送信料がかかる。ちょっと迷惑…。 ・友達と通話すると22円/30秒かかる ・GPS見守りには別途オプション契約が必要 |
スマートフォン(格安SIM) | LINEが使える ・チャットは無料で使える ・通話もLINE通話に限定しておけば無料で可能 ・GPS見守りも無料で可能 |
子どもが契約すべきおすすめの格安SIM
子どもが契約しておくべき格安SIMは、個人的にはLINEMOの1択です。
なぜそこまでLINEMOが推せるのか、以下に簡単にご紹介しておきます。
LINEMO1択の理由
- LINEが使い放題
- 速度制限時でもLINEは通常速度で利用可能。→LINE通話も速度制限されないので音声品質が落ちない
- 3GBあれば十分使える(使いすぎると速度制限になるので、自動的に使いすぎ抑制)
- 3GBで990円とリーズナブル
- SIMフリースマホが使えるので、2万~の安い機種も利用可能
LINEが使い放題でかつ、速度制限時でもLINEを通常速度で利用可能なのはLINEMOのみです。
この特徴が子供の使い方にはマッチしていると断言します。
子どもは後先考えず使いすぎて速度制限にかかってしまいます。そんな時に親からLINE電話で連絡があった際、速度制限中にLINE通話をすると、音が飛んだりブツブツ切れたりと、普通の格安SIMなら音声品質が下がります。
ですが、LINEMOの場合はずっと通常速度で利用できるので、たとえゲームやネットは速度制限がかかっていてもLINEだけは普通に使え、音質もクリアに聞こえます。速度制限がLINEの利用を妨げません。
連絡手段が常に確保できることを考えると、LINEMO1択でしょう。
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今なら6か月間は実質無料で使えるキャンペーンも実施しているので、契約するなら今がおすすめです。
子供のスマホを990円で持つLINEMOの始め方については「LINEMOで子供のキッズスマホを月990円で始めてみよう」をご覧くださいね。
ファミリーリンクアプリを使えばキッズ仕様のスマホを作ることも可
Google純正のアプリ「ファミリーリンク」を使えば、子どものスマホのアプリ管理・利用時間管理・位置情報取得などが無料で可能です。
- 普通のスマホでもファミリーリンクを導入することでキッズ仕様のスマホにすることができる
- 利用可能なアプリの管理、使ってほしくないアプリには制限が可能
- アプリのインストールには親の承認が必要に
- アプリ毎に利用時間の制限が可能(1日3時間など)
- GPSにより子どもの位置情報を確認できる(スマホの位置)
- 子どもが利用したアプリと時間のレポート(今日・昨日・7日間・30日間)
- Google Chromeで表示できるサイトのフィルタリング
イマドコサーチよりも強力でなおかつ無料なので、これを使わない手はありません。
導入方法など詳しくは「【図解】Googleファミリーリンクの利用方法・手順」のページで解説しているので、参考にしてみてください。
(iPhoneの場合はペアレンタルコントロールという名称になります。)
本記事のまとめ
- 親回線なしでキッズケータイのみ契約はやめとけ
- 昔は連絡手段はメール、電話のみで良かった
- 昔は大手キャリアしかなく、550円でも持てるキッズケータイは貴重だった
- 今は格安SIMにすると月額1,000円以下で持てることも
- 連絡手段としてLINEが流行しているので、LINEが使えないキッズケータイは敬遠されがち
- LINEがメインならLINEMOがおすすめ
- 格安SIM+ファミリーリンクでキッズ仕様のスマホがつくれる
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※公式特設ページからの申し込みからでないとキャンペーンが適用されないため、確実に上記から申し込みましょう。
「他の格安SIMも知りたい」「他の格安SIMだと何がおすすめ?」と気になる方は「子供におすすめの格安SIMランキング」も作成しているので、ぜひご覧ください。
参考リンク
- 親が格安SIMで子供がキッズ携帯は絶対やめとけと断言する理由
- 親が楽天モバイルならキッズ携帯はどう選ぶべき?
- 子供には格安SIMとキッズケータイはどっちがおすすめ?比較して解説します
- 小学生がスマホを持つメリット・デメリットは?
- 小学生の子どもにスマートフォンを持たせるおすすめ格安SIMは?LINEだけの方法はある?
- キッズケータイとキッズスマホの違いを徹底解説
- 古いスマホを子供のLINE用端末にするには?
- 格安ブランドとは?格安SIMやサブブランドとは何が違うの?
- 【図解】ファミリーリンクの利用方法・手順
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