スマホお返しプログラムとは?2年以内に格安SIMに乗り換えられるの?
おかえしプログラムという施策をご存じでしょうか?
スマホおかえしプログラム(以下「本プログラム」といいます。)は、本プログラムにご加入いただいたdポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員のお客さま(以下「加入者」といいます。)が36回の分割払いで購入された対象機種を当社にご返却いただいた場合に、その翌々月請求分以降の分割支払金(最大12回分)のお支払いを不要とするプログラムです。
スマホおかえしプログラム
スマホおかえしプログラムとは、スマホを返却することを条件に、スマホの購入代金36回分割払いのうち、24回分を支払うだけで良くなるプログラムです。
ぱっと見、端末価格が2/3になるメッチャお得そうな施策のことです。
何だって!? 36回払いが24回払いで良いのか!?めっちゃお得じゃん!!
ですが、分割払い中にもかかわらず格安SIMに乗り換えたくなった方もいるのではないでしょうか。
分割払い中でも乗り換え可能かどうなのか?そんな方の疑問にお答えする記事となっています。
結論から言うと、乗り換えは可能です。ただし、しっかり支払いは継続されます。
そもそも「スマホお返しプログラム」ができた経緯は?
2019年6月に新料金プランが発表されました。今のギガホ、ギガライトですね。この新料金プランにより毎月のプラン料金が下がりました。
プラン自体は安くなったのですが、その影響で旧プラン時にあった機種購入時の「月々サポート」(購入端末に応じて毎月いくらか割引される制度)が無くなってしまいました。
そのため、月額は下がったものの、初期費用(端末購入代)が高くなってしまうという問題が出てきました。
そこで登場した新制度が「スマホおかえしプログラム」というわけです。
今までの24回分割払いで支払っていた端末代が36回分割払いにできるため、毎月の端末代が2/3と安くなります。
それだけではなく、スマホを返却することを条件に最大24回払えば、残りの12回分の残額は支払わなくても良くなるといった制度になります。
一見、12回分払わなくてよくなるのでユーザーにとっては端末代金が安くなっているような印象を受けますが、実はちょっとした裏があります。
今回はこのスマホおかえしプログラムのメリット・デメリットについてまずご紹介していきます。
スマホおかえしプログラムの条件
本プログラムを適用するには以下の条件があります。
- 36回分割払いを選択すること
- 2年後スマホを返却すること
- dポイントクラブに加入すること
この条件を満たせばだれでも本プログラムに加入が可能です。
このプログラムの具体例を見ていきましょう。
(例)24か月目でプログラムを利用した場合の機種代金
スマートフォン本体価格が108,000円(税抜)の場合を考えてみます。
36分割するとひと月に3,000円支払うことになります。
つまり24回払いとなれば、下記のように実質本体価格は72,000円となります。
[3,000円(税抜)× 36回払い]- [3,000円(税抜)× 12回払い] = 負担額:72,000円(税抜)
つまり108,000円のスマホ代金が72,000円の支払いで済むということになります。
72,000円支払ってスマホ端末はドコモに返却。つまり単なるレンタルなんですよね。
レンタル、、、そう考えたら少し高いような気がしてきた・・・
スマホおかえしプログラムのメリットは?
ユーザーがおかえしプログラムに加入することによってどのようなメリットがあるのかをここでは見ていきたいと思います。
<おかえしプログラムのメリット>
- 36回分割払いのため、頭金(初期コスト)が少なくて済む
- 端末代金の支払金額が66.6%(36分の24)と安くなる
- 新機種をお得に持つことができる
36回分割払いのため、頭金(初期コスト)が少なくて済む
36回払いなので1回当たりの支払い金額が少ないのと、初期費用(端末代)が安くなるので契約しやすくなるメリットがあります。
特にiPhoneは10万円くらいするので、分割で支払いたい人も一定数いるんじゃないかと思います。
端末代金の支払金額が66.6%(36分の24)と安くなる
とにかく端末代を安く抑えたいという方であれば、トータルの支払いが約66%になることから、支出としては減るため適しているのではないかと思います。
新機種をお得に持つことができる
「新しいもの好きで安く新機種を使いたい」という方にはオススメなプログラムと言えます。
ただし2年ごとのサイクルで「返却→新機種購入→返却→…」と繰り返していくので、毎年新機種が出るたびに変えたい人には向きません。
あくまで2年ごとのサイクルで端末をお得に買い替えていきたいという方だけがメリットがある施策です。
スマホおかえしプログラムのデメリットは?
ここなんですが、、、個人的にはユーザーがおかえしプログラムへの加入はデメリットしかないと感じます。
ドコモの策にまんまとかかってしまったと言えるでしょう。
スマホおかえしプログラムのデメリット
- スマホが手元に残らない(購入したとは言えない)
- 高いお金払って結局レンタルしてるだけ
- 毎月端末代を支払い続けなければならない
スマホが手元に残らない(購入したとは言えない)
2年使ったスマホは手元に残らないので、僕のように使い終わったスマホを家でWi-Fi専用ゲーム機として利用したり、子どものおもちゃスマホにしたり、動画専用機にしたり、売ったりと言った使い方ができなくなります。
最近は自宅にWi-Fi環境がある方が多いので、ゲーム機や動画専用機にする方が多いです。
高いお金払って結局レンタルしてるだけ
ドコモへ返却となるので、36回のうち24回分だけ支払ってレンタルしているだけとなります。
つまり「一括で購入して2年後に1/3の値段でドコモに売る」と同じ意味合いになります。果たして買取価格が”定価の1/3”が高いか安いかが重要になってきます。
最近は中古スマホ買取業者も結構多く、綺麗な状態であれば半額以上で売れることもあるので、「一括購入→買取」の方が実はお得なこともあります。
毎月端末代を支払い続けなければならない
月額料金には端末代が含まれてくるので、毎月の支払額が高くなりがちです。
僕なら一括購入して、出来る限り毎月の支払額を減らしたいです。(個人的にリボ払いとかローンとかは嫌い派です。)
おかえしプログラムは本当に安いの?
ユーザーは24回分割払いで購入できて実質2/3の価格で安くてラッキー、ドコモ側は12回分が支払われないから損してるよね。
と思われそうですが、実はかなり裏があります。。。
ドコモ側はスマートフォンが返却されるので、端末をレンタルさせただけとなります。
つまりあなたは、端末を購入してお金を分割払いしているのではなく、月額レンタル料を取られているだけなんですよね。
この後ドコモは独自のルートで買取業者に買い取らせるのではないでしょうか。ドコモ側からすれば定価の半額で売れれば万々歳ですよね。
2年後に返却してまたおかえしプログラム加入すればずーっと安く抑えられるよね。
ずっと高い月額料金と端末レンタル料だけ取られ続けるスパイラルに陥ってるので、格安SIMに乗り換えて節約した方が良いかと思います!
確かに「レンタルしてるだけ」って聞くと何かもったいない気がしてきた…
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)は、正直言って月額料金が高いです。なのでいくら端末代を抑えられたとしても、格安SIM利用している方が総支払額は圧倒的に安くなるのですよね。
おかえしプログラムの途中(2年以内)で格安SIMに乗り換えられる?
格安SIMに乗り換えたいけど、まだおかえしプログラムの分割払いが残っている人も多いと思います。
結論から言うと、乗り換え可能です。
残りの分割払いに関しては、そのまま毎月請求されますが、2年以内に乗り換えても全く問題ありません。
今のスマホを1~24ヶ月以内に返却する場合
例えば12ヵ月経過後に返却したくなったら、そのタイミングで返却可能です。
ただし、その場合は残りの12ヵ月分は支払いが発生します。(いつ返却しても必ず24か月分は支払わないといけない。)
返却済みなので25ヶ月目以降の支払いは自動で止まります。
端末を返却しなかった場合
スマホを返却しない場合は36回払い(つまり全額請求)まで継続していきます。
返却していないので、端末はあなたのモノになります。ただし36回分の支払いが必要になります。
格安SIMに乗り換えても支払いは継続し続ける
格安SIMに乗り換えてドコモを解約(MNP乗り換え)したといっても、ドコモ側はあなたの請求先情報を保持しています。
そのため、残債が無くなるまで毎月請求されます。
- 返却するなら24回分で請求が止まる
- 返却しないなら36回分まで請求される
少し不安だなという方は、格安SIMに乗り換える前にドコモショップ等の窓口に行き、一括払いを申し入れましょう。その方が気分もすっきりしますよね。
下記、オススメ格安SIMを比較しているので、是非検討してみてください。
絶対乗り換えたいおすすめ格安SIM
おすすめしたい格安SIMは、下記のahamoとLINEMOです。
- ドコモの格安ブランド「ahamo」
- ソフトバンクの格安ブランド「LINEMO」
どちらも他の格安SIMに比べて超高速通信ができるので、選んでおけば間違いはありません。
ahamo
ドコモの格安ブランド「ahamo」はドコモからの乗り換えでは最も人気のプランです。
ドコモを利用している方で、メールアドレス(~~@docomo.ne.jp)が不要な方はahamoに乗り換えておく方が安くなります。
20GB+1回5分通話無料がついて2,970円はコスパが高く、普通の方ならこれで十分でしょう。
また大盛りオプションもあり計4,950円で100GBも使えるため、細かいことは気にせず使いたい方、自宅に固定回線が無い方にとってはかなり有用なプランです。
LINEMO
LINEMOはソフトバンクの格安ブランドです。
特におすすめしたいのは、LINEがカウントフリーで利用可能な点です。この点はLINEMOにしかないので、LINEを中心に使っている方には最もおすすめできるプランです。
安く抑えたい方は、3GBで990円を選択することになりますが、LINEはどれだけ使っても3GB外でのカウントとなるので、実質的に3GB以上使えてコスパが高いです。
通信速度もソフトバンク並に速いので、確実に連絡取りたい子どものスマホにもおすすめです。僕も使っています。
LINEがメインの目的なら圧倒的におすすめ!
LINEMOならLINEギガフリーで使い放題+速度制限時でもLINEは通常速度なので
LINEがメインならLINEMOが最も使い勝手が良いです。
ファミリーリンクを使えばアプリの制限・管理も可能です。
LINEMOはソフトバンクの格安ブランドなので通信速度も速くLINE通話音質もGood!!
\6ヵ月間 実質無料で使える !!/
6か月実質無料キャンペーンは予告なく終了する可能性があるので、
すぐ契約することをおすすめします。
有害サイトのフィルタリングサービスが無料ってところも子供向けとしても魅力的です!
まとめ
本記事では「スマホおかえしプログラム」についてメリット・デメリット観点と格安SIMへの乗り換え可不可についてご紹介してきました。
- おかえしプログラムに加入してても、いつでも格安SIMに乗り換えはできる
- 返却すれば24か月分まで支払うだけでいい
- 返却しなければ36ヶ月まで支払いが継続する
- 乗り換える前にショップで申し入れれば一括支払い出来る
スマホおかえしプログラムを利用中で2年以内でも格安SIMに乗り換えることは可能です。ただし、スマホを返却すれば24回払いまでは継続し、スマホを返却しない場合は36回払いまで継続していきます。
もちろん、途中で一括払いを申し入れると一括で返済可能になります。
特に格安スマホに乗り換えると月額料金が大幅に下がるので、分割払い分はそこまで気にならなくなりますよ。
これから購入するなら「SIMフリースマホとは?キャリアショップで買うスマホとの違いは?」にも記載していますがSIMフリースマートフォンが絶対おすすめです。
固定費節約のためにも、格安スマホを有効に活用しましょう!
以上、「スマホお返しプログラムとは?2年以内に格安SIMに乗り換えられるの?」でした!