【2024年】買ってはいけないスマホランキング!特徴とその理由
更新日:2024年5月12日
今買ってはいけないスマホのランキングや評判の悪いスマホってあるの?
そんな疑問にお答えします。
SIMフリースマホが世の中に登場してから「スマホは各契約キャリアから買うもの」という概念が変わってきており、選べる機種の選択肢がかなり広まって嬉しい方も多いのではないでしょうか。
その一方でスマホ機種が豊富過ぎて何を選ぶべきか、何を選んではいけないのかよく分からない方も多いはず。
そんなわけで本記事では、僕の個人的な見解を含め「買ってはいけないスマホ」「評判の悪い機種」の特徴をご紹介したいと思います。
買ってはいけないスマホランキングという形式にしようとしましたが、正直言ってランキングにしてられませんでした。
機種が多すぎて、ピンからキリまでありすぎて、同率1位が多すぎるので、スペックや機能で特徴を考察することにしました。
この紹介する特徴さえ押さえておけば、後は何を選んでもそう失敗はしないです。
あと、口コミが特に悪いような機種も含めています。
Google製アプリが使えないスマホ
興味がある方や、玄人向け、一般的なスマホに飽きた人向け。
GMSが使えないスマートフォンがあります。
▶https://www.android.com/intl/ja_jp/gms/
Google Mobile Serviceの略称で、Googleが提供するアプリやAPIをまとめたもの。Googleが作成し配布しています。他のアプリをインストールするための「Google Play ストア」や「YouTube」「Google Chrome」「Gmail」「Google Maps」「Google検索」などが含まれています。
つまり、Google PlayやYouTube、GmailといったGoogleアプリは当たり前のようにAndroidスマホにインストールされていますが、それらGoogleアプリが使えないスマホがあります。
今のところはHUAWEIの一部の端末はGMS非対応であり、これに該当しています。(その代わりHMS(Huawei Mobile Service)に対応しています。)
Google製アプリが使えないということは、Google Playが使えないということも意味します。(GooglePlayからアプリがインストールできない)
Google Playをつかえなくても、代わりのものとしてHUAWEI版のアプリストアがあり今ではアプリ数は豊富にあり基本的なものは揃っているので特に困ることはなくなってきました。
でも意外なアプリが使えなかったり、皆が使っているのに自分だけそのアプリが使えないことがあるので、そこを苦にならなずに面白く感じる方は良いかも。
逆に使いやすいと言う方ももちろんいます。
ストレージが16GB/32GBのスマホ
「安いスマホで構わないよ」って方が選びがちなので注意です。
「ストレージ」と言えば主に写真や動画、アプリの保存に使用する領域のことを示しています。ROMとも呼ばれます。
このストレージでは、16GBの場合はAndroid OS等のシステムファイル容量で半分以上は消費してしまい、自由に使えるのはたったの5GB未満。(メーカー・キャリア機種によって多少前後します。)
カメラの性能も昔よりは上がっていることもあり画像1枚当たりのデータサイズが大きくなっているので、16GBや32GBだと保存できる数はかなり少なくなると思います。
ストレージが常にパンパンの場合は、新しいアプリのダウンロードができなかったり、アプリのバージョンアップができなかったり、書き込みエラー等の予期せぬ不具合が起こる可能性もあり、できれば全体の10~20%程度は残しておきたいところですよね。
特に、写真撮ったあとに「保存できませんでした」と出る時は衝撃的でした。
参考ですが、価格コムさんの人気スマホランキング上位の(2023年7月時点)ストレージサイズを記載しておきます。(Androidのみ)
スマホ名 | ROMサイズ |
---|---|
Pixel7a | 128GB |
Pixel6a | 128GB |
Xperia 1 V | 512GB |
AQUOS sense7 | 128GB |
OPPO Reno7 A | 128GB |
Xperia 10 V | 128GB |
Xperia 10 IV | 128GB |
iPhone SE (第3世代) | 64~256GB |
moto g52j 5G | 128GB |
OPPO Reno9 A | 128GB |
Pixel7 | 128GB |
上記を見ると、近年では128GB以上が推奨、クラウドサービスを活用するなら最低でも64GBでも良いかなという感じがしますね。
今となっては16GBや32GBのスマホは販売数自体がそこまで多くはありませんが、廉価版スマホなどではまだまだ販売されているので注意が必要です。
発売から数年経っても使える優秀なスマホは、ストレージサイズ64GB、128GBであることが多いです。
僕は息子の写真が増えてきたので128GBのスマホを購入するようにしています。
小さな子どもがいる場合は写真撮る機会が多いと思うので、できれば128GBを推奨します。表情良い写真を取りたいので連写するのですが、どれも消しづらく思った以上に消費していました。
メモリ(RAM)が2GB、4GBのスマホ
RAMは同時処理に必要な性能値です。
近年だと4GB以上は確実に欲しいです。できれば6GB以上をおすすめします。電話やLINE、簡単な調べものするくらいなら4GBでも十分ですが、、、動作がもっさりと感じるかもしれません。
ゲームする方は特に4GBでは物足らない可能性があります。
RAMが2GBのスマホを買ってしまうと、バックグラウンドで動作しているアプリで大半は消費してしまい、かなり動きがもっさりします。モッサリで済めばいいですが、ボタン押して3秒後にやっと処理されたという動きが毎回発生するかもしれません。
特に、キャリア版のスマートフォンの場合は、キャリア独自のアプリがバックグラウンドで動作していることもあり、もっさり感はさらに増し増しになります。
僕も2022年までRAMが2GBのドコモのスマホを社給で使っていましたが、あまりに動作が鈍くタップしてから5秒以上経ってから動作するというクソクソ端末でした。常に処理待ちのイメージですね。
また参考ですが、価格コムさんの人気スマホランキング上位のスマホのRAMサイズを記載しておきます。(Androidのみ)
2023年7月時点
スマホ名 | RAMサイズ |
---|---|
Pixel7a | 8GB |
Pixel6a | 6GB |
Xperia 1 V | 16GB |
AQUOS sense7 | 6GB |
OPPO Reno7 A | 6GB |
Xperia 10 V | 6GB |
Xperia 10 IV | 6GB |
iPhone SE (第3世代) | 4GB |
moto g52j 5G | 6GB |
OPPO Reno9 A | 8GB |
Pixel7 | 8GB |
2024年の人気スマホは基本的に6GBあれば大半の方は満足できるのかなと思います。
2022年5月30日に発売したRedmi Note 11 Pro 5G、6月3日に発売したmoto g52j 5G、6月23日に発売したOPPO Reno7 Aはどれも6GBなので、最新のミドルレンジ機は「6GB」と認識してもらうと分かりやすいのかなと思います。
6GBあれば多くの方は不満なく使えるでしょう。
こう見るとXperia 1 IIIはモンスタースペックすぎますね。。。
ただ、スマホ本体価格が低価格になればなるほど4GBが多いので、そこまでマルチタスクをしない方や重いゲームをしない方は4GBも選択肢の1つです。
バッテリーが2000-3000mAh台のスマホ
消費電力が低ければ十分持つと言われていますが、近年だと4000~5000mAhは最低でも欲しいところ。
バッテリーを気にしながら毎日スマホを触るのは、精神的にもしんどいですよね。
バッテリーが2000mAh台やそれ以下になると、1日持つかどうかも怪しいレベルになってくるので注意しておきましょう。
スマホが発売され始めた当初は1400mAhとかだったのと、AndroidOSがまだまだ成熟していない時代だったこともあり、半日持てば「すげー!!」なレベルでしたよ。
画面のサイズ等も考慮すると3000mAh台でも許容できるものもいくつかはあります。が、バッテリー節約を常に考えなければならず精神的につらいです。
またまた参考ですが、価格コムさんの人気スマホランキング上位のスマホのバッテリーサイズを記載しておきます。(Androidのみ)
スマホ名 | バッテリーサイズ |
---|---|
Pixel7a | 4,385mAh |
Pixel6a | 4,410mAh |
Xperia 1 V | 5,000mAh |
AQUOS sense7 | 4,570mAh |
OPPO Reno7 A | 4,500mAh |
Xperia 10 V | 5,000mAh |
Xperia 10 IV | 5,000mAh |
iPhone SE (第3世代) | 2,018mAh |
moto g52j 5G | 5,000mAh |
OPPO Reno9 A | 4,500mAh |
Pixel7 | 4,355mAh |
上記から分かるように、最近だと4500mAh前後が求められていることが分かります。
特に4355mAhのPixel7については「バッテリーが持たない」と口コミが多く、できれば4500mAh以上は欲しいところかなと。(もちろん省電力性能等も考慮しないといけませんが。)
5Gに対応している場合は、より多くの電力を消費する可能性があるので、4500mAh前後は確実に欲しいところです。
ちなみに、バルミューダのスマホは2,500mAhです。余程の省電力性が無い限りバッテリー持ちは悪いのではないかと思います。
キャリア版のスマートフォン
最近のスマホの選択肢として、
- キャリア版のスマートフォン
- SIMフリー版のスマートフォン(オープンマーケット版とも言われます)
の2つがあります。
選べるのなら必ずSIMフリー版を購入しましょう。
同じ機種でも、この2つがあるので購入する際には注意が必要です。
Amazonやフリマアプリなどでも見かけますが、キャリア版の方が分割払い対応や若干低価格で販売されているのでついつい間違えて買ってしまう方が多いようです。
- キャリア版スマートフォン
-
- キャリア独自のアプリがてんこもり入っている(削除できない)
- キャリア独自にカスタマイズ(キャリア仕様)されている
- たまにキャリア版スマホの方が優遇されてることもある(ストレージが大きかったり)
- SIMフリー版(オープンマーケット版)スマートフォン
-
- 必要最低限のアプリのみ
- キャリア版に比べ、アプリ数が少ないのでRAMやストレージ空きが多い
- 不要なアプリが無いので動作が快適
使いもしないアプリがてんこもり入っていると、それだけでストレージを食いつぶしていたり、バックグラウンドで動作していてRAMが消費されてしまっていたりとストレスになるので、キャリア独自アプリを超活用しているという方以外は今後購入する際はSIMフリー版がおすすめです。
違いや特徴については「SIMフリースマホとは?キャリアショップで買うスマホとの違いは?」で詳しく解説しています。
もしスマホの買取をするなら下記の記事も参考になりますので是非ご覧ください。
BALMUDA Phone(バルミューダ)
あのオシャレな家電を販売している有名なメーカーです。そんなメーカーがスマホをつくりました。
発売当初、少し話題になりましたが個人的には絶対買わないスマホです。結局は好みの問題になると思うのですが。
SIMフリーが104,800円と、さすがに価格に見合わないレベルの1世代2世代古いようなスペックです。(発売当初の価格)
口コミなどを見てみると、
近年のスマホに比べると小型なので嵩張らないと思いきや意外と厚みがあるためかさばるそうで、卵型背面湾曲の形状のために上手くホールド出来ない。なので片手操作や机において操作するというのが困難みたいです。置くとベイブレードみたいにくるくる回せるようです。
性能面では、スナドラ700番台かつRAM6GBを搭載していますが、思いのほかもっさり感があるようです。具体的にはタップ、フリック等の基本操作のレスポンスが遅れたり、時々タップに反応しない不具合もあるようです。発熱もすごいということなのでどこか内部的に負担がかかっているようにも思いますね。
ベイブレードするならちょうどいいかもしれません。
現在では4000mAh前後が当たり前の中、バッテリーも2500mAhと3,4年前のスマホ並のバッテリーサイズのためゲーム等をするとあっという間でしょう。
サブ機なら大丈夫だと思いますが、メイン機にするのは厳しいんじゃないかと思います。
海外メーカーが安くて高性能な良機種を作っているにもかかわらず、高くて性能の低い機種が販売されたという事実を受けて、逆行しているようで心配になりました。
バルミューダは性能というよりデザイン面で差別化を図ったようにも受け取れますが、さすがに10万だと…ねぇ。
OPPO A77
OPPO Glowと呼ばれる背面の美しさに惹かれ、価格を見ると超安いのでついつい買ってしまう方も続出してしまうほどのスマートフォンなのですが、何がやばいのかというと処理性能の低さにあります。
発売日は2022年10月6日とつい最近なのですが、何年前の機種?ってのが第一印象でした。
SoCにMediaTek Helio G35を使っていますがantutuベンチマークのスコアが約11万点。2020年に発売されたOPPO A73でも18~19万点あるので、さらに昔の機種と同等と言ってもいいくらいでしょう。
IIJmioではMNPなら2,480円で買えてしまうので「初期費用も安いしカッコいいからこれにしよっと!」と子どものスマホデビューにと選んでしまいがちではないでしょうか。
正直言います、それだけはやめてあげてください。LINEさえもまともに動きませんから。。。
近年では廉価版スマホも良く発売されているので、定価が安すぎるスマートフォンには注意が必要です。
Xiaomi Redmi 12C
Xiaomiの廉価版スマートフォン代表です。
最近のスマホは充電ポートがUSB Type-Cなのにもかかわらず、未だにMicro USBを搭載しているスマートフォンというだけでヤバさが分かるかと思います。
バッテリーが5000mAhあるにもかかわらず、MicroUSBということで充電時間も劇的に遅いです。
処理性能はHelio G85を搭載しているので、G35搭載のOPPO A77と比べると幾分かマシですが、買って後悔する人が多いです。
ちなみに5GやeSIMにも未対応です。
家の中で「まだまだMicro USBが現役…!」と言う方なら…という感じです。
本記事のまとめ
買ってはいけないスマホは以下のとおりです。
Google製アプリが使えないスマホについては、Google Playが使えず一般的なスマホとは異なるところがポイントであり、Google Playに飽きた方は購入しても全然問題ありません。
ただ、「これはこれで使いやすい」「全然気にならない」といった声もあるので、今後買ってはいけないスマホから買うべきスマホに変わる「前向きな可能性」も秘めているんじゃないかと感じます。
「ストレージ16GB/32GBのスマホ」、「RAMが2~4GBのスマホ」、「バッテリーが2000~3000mAh台のスマホ」に関してはスペック的に5~10年くらい前のスマホのように感じるので、今購入するのはオススメできないかなと思います。
購入しても、スペック不足でもっさり感があったりと長くは使えないでしょう。
買っても1年持たずに買い替えることになりそうです。
ありがとうございました!