ソフトバンクのキッズ携帯の概要・料金・1円端末の有無について解説【親がワイモバイルでも使える!】
キッズフォンのキャンペーンは不定期に実施する可能性があるので、ソフトバンク公式オンラインショップを確認してみてください。
「そろそろキッズ携帯を持たせたいな」
「子供の移動範囲が増えたからGPS見守りしておこうかな」
「キッズ携帯が1円だったら即決しちゃおうかな」
と思っている方も多いはず。
本記事では、ソフトバンクから販売されているキッズフォン3を中心に、キッズ携帯の概要や料金、注意点について解説します。
本記事を読むことで、キッズフォンを契約する際の注意事項を理解でき「こんな契約のはずじゃなかった…」を防ぐことができますよ。
ソフトバンクの携帯の概要
現在ソフトバンクで販売されているのは「キッズフォン3」、「キッズフォン2」と「みまもりケータイ4」の3機種です。
名称 | NEW!! キッズフォン3 | キッズフォン2 | みまもりケータイ4 |
---|---|---|---|
外観 | |||
通話 | 〇 | 〇 | 〇 |
SMS | 〇(送信は3.3円~) | 受信のみ | 受信のみ |
S!メール | 〇 | 〇 | 〇 |
ディスプレイ | 約3.5インチ(TFT液晶) | 約3.1インチ(TFT液晶) | 2インチ |
サイズ | 約52×105×14.9mm | 約54.6×107.5×13.8mm | 約 幅51×高さ90×厚さ18.5mm (突起部を除く) |
重さ | 約115g(ブザーストラップ含む) | 約112.4g(ストラップ含む) | 約 101g |
カメラ | メイン:約800万画素 サブ:約500万画素 | メイン:約500万画素 サブ:約200万画素 | なし |
充電時間 | 約65分 (USB Type-C PD-PPS対応 ACアダプタ) | 約100分 (USB Type-C PD対応 ACアダプタ) | 約 120分 |
接続端子 | USB Type-C | USB Type-C | (記載なし) |
バッテリー容量 | 1700mAh | 1490mAh | (記載なし) |
防水・防塵 | IP57 | IP57 | IPX5(防水のみ) |
発売日 | 2023年1月27日 標準モデル すみっコぐらしモデル ドラえもんモデル | 2020年1月17日 標準モデル すみっコぐらしモデル | 2017年3月10日 |
本体価格 | 総額20,880円 | 総額18,000円 | 総額12,240円 |
公式サイト | 公式サイト(製品情報) | 公式サイト(製品情報) | 公式サイト(製品情報) |
詳細はソフトバンクの公式サイト( https://www.softbank.jp/mobile/)でご確認ください。
みまもりケータイ4は2017年発売で若干古いので、今購入するならキッズフォン2、3の方が妥当でしょう。
キッズフォン2が2020年1月17日に発売され、2023年1月27日にようやくキッズフォンの最新作「キッズフォン3」が発売しました。
キッズ携帯は3~4年に1度のスパンで発売されるものなのかもしれません。
基本料金
ソフトバンクのキッズ携帯の料金についてです。
料金プラン | 基本料金 | メール送受信料 |
---|---|---|
基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン) | 539円/月 | 無料 |
キッズフォンでは上記のキッズ専用のプラン「基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン)」(539円/月)に加入することになります。
基本料金に加えて、使った分だけ下記がかかります。
通話料 | 1回5分まで無料 ※5分超過時は22円/30秒 |
通話料 (ファミリー割引内の家族間) | 無料 |
SMS送信料 | キッズフォン3のみ送信可 (上記機種以外は送信不可) |
SMS受信料 | 無料 |
メール送信料 | 無料 |
メール受信料 | 無料 |
※GPS見守り | ※別途オプション「位置ナビ」加入が必要 |
他キャリアとは異なり、キッズフォンからの家族外への通話発信は1回5分無料となっている点はドコモやauとは異なるソフトバンクだけのメリットと言えるでしょう。
GPS見守りオプション
親が子供の位置をGPSで見守れるオプションについてです。このオプションはキッズ携帯を持たせるなら必須と考えている方が多いのではないでしょうか。
オプション | 基本料金 | 検索料 |
---|---|---|
位置ナビ | 220円/月 | 無料 |
ソフトバンクも他キャリアと同様に、GPS見守りをするためには別途「位置ナビ」と呼ばれるオプションに加入する必要があります。
このオプションに加入していないと子供のキッズフォンの居場所を検索することはできません。
キッズフォンを持たせる理由の1つとして”子供をGPSで見守ること”が必要だと思うので、ほぼ確実に加入することになるかと思います。
ソフトバンクのキッズフォンは、ドコモやauのキッズケータイと比べると少し特殊と感じるような箇所もあったので、次項の「ソフトバンクのキッズ携帯の注意点」でまとめます。
ソフトバンクのキッズ携帯の注意点
GPSで見守るためには「位置ナビ」への加入が必要
どこのキャリアでも同じですが、キッズケータイのGPS見守りをするためには、親側で別途オプション契約が必要となります。親が「位置ナビ」が契約できることが条件となります。
キャリア | オプション名 | 契約者 | 月額 | 検索料 |
---|---|---|---|---|
ドコモ | イマドコサーチ | 親 | 月額220円 | 無料 |
au | 安心ナビ | 親 | 月額330円 | 無料 |
ソフトバンク | 位置ナビ | 親 | 月額220円 | 無料 |
親が契約すべきキャリアについては「キッズ携帯の単独契約でGPS見守りはできる?」を参照ください。
居場所を検索する度に1回あたり5.5円かかる
「位置ナビ」に加入さえすればGPS見守りが使えるわけではなく、毎回子供の位置情報を調べるだけで5.5円もかかってしまいます。
1日3回検索すると仮定すると、5.5円×3回=16.5円もかかることに。
つまり、1ヵ月間(30日間)とすると、16.5円×30日 = 495円/月
心配で心配で何回も位置情報を取得してしまうときもあると思うのですが、容赦なく検索しただけ課金されていきます。
月額料金は1,000円を超える可能性あり
キッズフォン自体は月額539円で持てるのですが、GPS見守りオプション料(位置ナビ)で+220円/月かかるので、合わせると月額759円かかることになります。
そして、位置ナビで居場所を検索すると1回あたり5.5円かかるため、例えば1ヵ月(30日で計算)の間、1日3回居場所を検索したとすると、
(5.5円×3回)×30日 = 495円/月
検索料だけで月495円もかかることになり、基本料などと合わせると
759円+495円=1,254円/月
となります。
もちろん1回5分を超える通話をすればするほど超えた分だけ追加で課金されていきます。
上記の計算からも使い方によっては1,000円を超えてしまう方が続出しているんじゃないかと思います。
項目 | 月額の支払 |
---|---|
基本料金 | 539円/月 |
位置ナビ契約料金 | +220円/月 |
位置ナビ検索料(1日3回) | +495円/月 |
通話料(1回5分の超過分は22円/30秒) | +α円/月 |
合計 | 1,254+α円/月 |
人によっては2,000円以上かかっているようなので、使いすぎには注意が必要です…。
親からのSMSは受けられるけど、返信するときはメールになる
ソフトバンクのキッズフォンはSMSを受信することはできますが送信することはできません。
そのため、例えば親のスマホからSMSを送っても、そのままSMSで返信することはできず、内容に対して電話で対応するかメールで返信するかしかできません。
そのため、LINEのようにメッセージのやり取りすることはできず、親子間は基本的にメールでやり取りすることになります。
LINEが主流の今、メールでのやり取りは少し面倒かもしれませんね。
詳細については「キッズ携帯はメールできる?」をご覧ください。
通話を故意に1回5分で切り続けると課金される可能性がある
「キッズフォン2に関する重要事項説明書」には以下のような記載があります。
その他当社が指定する番号(当社以外が提供する電話サービスの利用にあたり接続する電話番号、一方的な発信または機械的な発信により、一定時間内に長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号など) は、5分以内の通話においても無料通話の対象外となります。
キッズフォン2に関する重要事項説明書
つまり、このキッズケータイで1回5分以内で一旦切ることで何度でも無料で通話できると思っているとまずいかもしれません。
故意に切ってることがバレると、通話料がかかる可能性があります。
おそらく上記に記載の内容の意図は、機械的にかけるような迷惑電話に使われた場合を想定しているので、そこまで考える必要はないと思いますが、念のため注意点として記載しています。
これらの情報はソフトバンク公式サイトを眺めただけでは記載されておらず、キッズフォンに関する重要事項説明書をしっかり読まなければ気付かない内容のため、注意が必要です。
この説明書、誰もが読む気がしない文字量なので誰もが見逃してしまうと思いますが。。。
「+メッセージ」が使えない
2023年に発売したドコモのキッズケータイ「KY-41C」やauの「mamorio6」は+メッセージに対応しましたが、ソフトバンクのキッズフォンは+メッセージに対応していません。
もともとキッズケータイでメッセージのやり取りをするにはSMSを利用する必要がありましたが、「+メッセージ」に対応したことで送受信が無料となり、さらにスタンプまで使えて子供にとっても家族とのコミュニケーションが楽しくなったとの声もあります。
機能 | 料金 |
---|---|
+メッセージ | 送信:無料 受信:無料 スタンプや写真なども送信することが可能 |
SMS | 送信:1通当たり3.3円~(文字数により最大33円かかる) 受信:無料 文字だけしか送信できない |
ソフトバンクのキッズフォンは+メッセージに対応していないことから、ドコモやauのキッズケータイの方が人気が出ています。
親が格安SIMでも「位置ナビ」は使えるの?
「ソフトバンクは月額料金が高いからそろそろ格安SIMに乗り換えたい」
と思う方も最近では多くなりつつあります。
親が格安SIMに乗り換えた場合に、位置ナビ(GPS見守り機能)が使い続けられるのか心配になる方もいると思うので、下記3つに分けて解説します。
- 親がソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」
- 親がソフトバンクの格安ブランド「LINEMO」
- 親がその他の格安SIM
1.親がソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」
「位置ナビ」はワイモバイルでは利用可能です。
月額料金も220円なのでソフトバンクと同様の価格で利用可能です。
データ通信量が大容量必要ない方でなるべく安くと考えると、子供がソフトバンクのキッズフォン、大人がワイモバイルという組み合わせが良いでしょう。
詳細に関しては「ワイモバイルにキッズ携帯はある?実はソフトバンクのキッズフォンが使えます。」もご覧ください。
2.親がソフトバンクの格安ブランド「LINEMO」
LINEMOは同じソフトバンクの格安ブランドではあるのですが、位置ナビは利用不可です。
子供がキッズフォンを使い続ける場合はワイモバイルへ乗り換えるようにしましょう。
個人的には「子供には格安SIMとキッズケータイはどっちがおすすめ?比較して解説します」に記載のように、子供も格安スマホにしてLINEMOを契約する方法をオススメしています。
子供もスマホにしてしまえば、「Googleファミリーリンク」アプリを使ってGPS見守り、利用アプリ制限も可能です。(無料)
キッズフォンではなくスマホにすれば、LINEが使えるしGPS見守りも無料で利用可能です。ファミリーリンクを使えばアプリの利用制限もできます。
<ファミリーリンクを導入してできるようになること(代表例)>
- 普通のスマホでもファミリーリンクを導入することでキッズ仕様のスマホにすることができる
- 利用可能なアプリの管理、使ってほしくないアプリには制限が可能
- アプリのインストールには親の承認が必要に
- アプリ毎に利用時間の制限が可能(1日3時間など)
- GPSにより子どもの位置情報を確認できる(スマホの位置)
- 子どもが利用したアプリと時間のレポート(今日・昨日・7日間・30日間)
- Google Chromeで表示できるサイトのフィルタリング
下記のページもぜひ参考にしてください。
3.親がその他の格安SIM
他の格安SIMもLINEMO同様、位置ナビは利用不可です。
そのため、キッズ携帯でGPS見守り(位置ナビ)を利用したい場合は、ソフトバンクまたはワイモバイルを利用する必要があります。
よくある質問
本記事のまとめ
ソフトバンクから販売されているキッズ携帯について概要、注意点を中心に紹介をしてきました。
ソフトバンクのキッズ携帯自体は月額539円で持つことができますが、色々位置検索などを踏まえて実際の使い方を考えて月々の支払いを考えると、1,254円~かかるというイメージになることが分かるかと思います。
これからの時代は
格安SIM+スマートフォン
で、キッズ仕様のスマホを作る方がリーズナブルであると感じます。